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広い敷地間口を活かした豪華な住まいをどう作る?

今回の物件は、目黒区にある1棟現場です。
Natural(木・石などの自然素材を取り入れる)とLuxe(自分の価値観を見極めた贅沢)を組み合わせた“Naturaluxe(ナチュラリュクス)”をコンセプト名とし、そのコンセプトにふさわしい重厚感と落ち着きを纏った特別な一宅となっています。
プランニング
敷地間口は広いですが周辺道路が狭いことや交通量を考え、駐車への配慮が必須であると感じました。また、南側隣地の抜けを活かした構成にしたいと思いましたね。

部内会議では1台車庫プランと2台車庫プランを検討していましたが、戸建てでは貴重な2台並列車庫を計画できる現行案が承認となりました。北西道路で斜線の影響が少なく、3階に居室を4部屋集約することができたのも大きかったです。
外構
Naturaluxeの“Natural”をとくに表現できたのが外構部分ではないでしょうか。内装で使用するには少し扱いづらい大谷石など、自然素材の「厚み」や「重さ」を存分に盛り込みました。すべての要素が合わさることでより重厚感を演出することができたので仕上がりにとても満足しています。


ロートアイアンの門扉

宅配ボックスが一体となった天然石のブロック

壁面の大谷石は、重厚感の中に和の柔らかさを感じさせる




陽が落ちてからの幻想的なライトアップは、日中とはまた違う雰囲気を醸し出す
シャッターを開けると現れる車庫は車2台をゆったりと置ける十分な広さを確保しました。ただ車を置く場所にするのではなく、床を全面タイル敷きにしたり、スイッチカバーをブラックで統一するなど細部の意匠にもこだわりました。玄関からガラス越しに見える風景もお気に入りです。
また、ガレージから直接室内へ入れるように玄関とは別の出入口も計画し、使い勝手や暮らしやすさを求めました。



玄関からの眺め
お気に入りの車をチラ見せできる

ガレージ専用の出入口

シューズクローゼットも完備
2階
階段を上がり大きな扉を開けた先に広がるのは、圧巻のLDK空間。この物件を象徴する1番の見どころです。重厚感を引き立てるダークカラー(ブラック・ブラウン)をメインに構成していますが、壁面は濃い色、天井や床は明るい色と空間が重くなりすぎないようバランスを考えました。また、空間を引き締めるために各所でライン照明や間接照明を多く取り入れています。





上下で木目の貼り分けをした完全フルオーダーの建具
柾目(縦貼り)・板目(横貼り)

リビングの意匠壁は2面で計画し、テレビや他の家具の配置を自由に選択できるようにしました。(テレビ線も各面に設置しています)それぞれの面で異なった意匠とすることで、一層贅沢な空間に仕上がったのではないでしょうか。

意匠壁を照らすライン照明



タイル仕様の巾木
ダークカラーのブラックが印象的なアイランドキッチンからはリビング・ダイニングを見渡すことでき、料理をしながらでも家族の様子が一目で分かります。キッチンの面材は同じ色で揃えることが多いのですが、今回はカップボードの吊り戸部分の色をあえて変え、全体的に重くなりすぎないように考慮しました。また、南側のユーティリティから光が入ることで明るい家事スペースを実現することができました。




南側の空間はユーティリティとして活用


棚にもライン照明を仕込んでいます
3階
3階には居室4部屋を集約していますが、スペースの広さや塔屋からの吹き抜けがあることで廊下だということを感じさせないゆとりのある空間ができあがりました。洗面もサブ洗面としては贅沢すぎるほどのワイドが広いものを選びました。





居室の扉は全てレザーハンドルに
主寝室ベッド部分のクロスは2階の書斎と同じものを採用。細かい繊維が表現されていて他のものよりも継ぎ目が目立ってしまうため、横貼りで仕上げ、かつ巾木のサイズで高さを調整し継がない工夫をしました。1階~3階まで建物全体を通して細かな部分まで気を配りまとめることができたと思います。

全ての工事が終わるまでブラックの壁面の見え方が不安でしたが、工事が完了した際は不安要素も払拭され当初イメージした通りの仕上がりとなったので大変満足しています。
サッカー観戦・ランニング・ラーメン巡りにハマり中。