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Story _ 28

Theme.

2台車庫×3階まで繋がる吹き抜け。都心で開放感を生み出す手法は?

今回ご紹介するのは世田谷区の1棟現場。広大な車庫空間や特徴的な玄関、1階から3階まで続く吹き抜けなど様々な趣向を凝らした物件となっています。階段の置き方1つで全く異なる構成にすることができる中で最善を求め企画しました。

Project
Floor
3階建て
Location
世田谷区

外構

ダークトーンで統一した中に所々木目が現れてくるような重厚感のある雰囲気でまとめ、角地ならではの建物の見え方を熟考しました。タイルは天然石を彷彿とさせるようなタイルの素地部分が見えないものを使用し、高級感を演出しています。角地に室外機が2台設置されることを考慮し、その存在感を隠す塀やフェンスを選定しつつ塀の高さや土留めの素材に変化をつけることで、奥行と立体感のあるファサードに仕上がりました。

2台車庫は敷地の間口や奥行きも広いからこそ実現できたとも言えます。車が1台の場合は、反対側はお子さんの遊び場としても使えますし、夏にはプールなども置けると思いますよ。(水栓もあり)また、タイヤ痕が目立たないよう車が停車する部分にはダークトーンのタイルを使用したり、シャッターが開いている状態でも見た目がよくなるよう意匠面にも配慮しました。

どちらもオーバースライダー型の電動シャッターを設置

収納もたっぷり

玄関

ガレージ側からも出入りが可能な約7帖の玄関スペース。加えて本来は居室として考えていた一角を土間で続く接客スペースとしても利用できるホビールームに変更し、このような特徴的な空間を企画しました。床の900角テラゾータイルは、当時某社の新商品発表会で展示されていて、これはこの物件で使おう!と思ったものです。柄に合わせて一部水磨き仕上げとなっており、美しく立体感のあるテクスチャーに惹かれました。サイズが大きいので空間を広く見せる効果もあり大正解でした。

2階・3階

2階以上には居住空間を集約したため、優しい木目色のフローリングと面材を採用し、意図的に1階との色味を分けてコーディネートしました。
30帖超えのLDKは充実した収納量を備え、洗面所・脱衣所と回遊動線で結ぶ構成としています。家事効率が高まり空間を美しく保つことのできる心地良い住環境を実現しました。

3階には居室3部屋と建物中央に構えた書斎スペースを配置。書斎扉をガラス製のスライドパーテーションにすることで窓から光が差し込み、3階全体を明るく照らしてくれています。廊下や洗面空間は物理的にもゆとりを確保していますが、吹き抜けにより洗面部分に壁がないことや書斎のガラス扉により実際の面積よりもさらに広く感じてもらえると思います。

吹き抜け

車庫を2台確保したうえで効率よく面積を消化し2階のゾーニングもうまくまとまることから、階段は2基に分け、本物件の目玉ともいえる吹き抜け空間を計画しています。
プランニング段階で想定していた懸念点として階段部分に梁が入ってしまう可能性がありましたが、構造検討を進める中でなんとか梁をなくして吹き抜けの空間が繋がるようにしてほしいというオーダーが通り、無事梁のない現計画のような広大な空間を再現することができました。見上げた時の解放感や、3階から見下ろした時の立体的な景色を具現化でき非常に嬉しく思っています。

Review

階段の吹き抜け空間は、思い描いていたイメージに近い形で完成したので、パース表現にも自信が持てました。また、土間続きのホビールームや2台車庫等も今後の物件に活かすことのできる重要な経験となりました。

Chief Producer:Icalus
無類の石好き。自分が住みたいと思える家をお客様にがモットー。宅配ボックスのカタログ集めています。
子育て奮闘中。趣味は音楽で、自宅には防音室を完備。